緑濃いこの時季にひときわ目を引くピンクの花 サルスベリが、当コミュニティハウスの周囲に数本咲いています。
サルスベリは、別名「百日紅」の名の通り、夏の厳しい日差しの中「百日=長い時期」鮮やかな紅色やピンクの花を咲かせることに由来しています。
そして、お隣の朝鮮半島には、「百日紅」にちなんだ悲しい恋の物語が伝えられているそうです。昔、旅をしていた王子が竜神を退治し、生贄にされていた娘を助けました。二人は恋人となり、王子は100日後に娘を迎えに来ることを約束して旅を続けますが、娘は、約束の日を目前に他界してしまいます。その後、娘のお墓から紅色の花が咲く木が1本生えてきたことから、村人たちは、約束を果たせなかった娘の生まれ変わりと、その木を「百日紅」と名付けたそうです。
和名のサルスベリという名前の由来は、樹皮が滑らかでさわるとツルツルしているので「木登り上手な猿も滑り落ちてしまう」ということから名付けられたものです。